楽天・Amazonと自社EC、どっちで売る?中小企業のための「モール」と「自社EC」の使い分け

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「楽天やAmazonに出すべきか、それとも自社のネットショップを持つべきか」——ECを始める・広げるときに、多くの会社が迷うところです。結論から言うと、正解はどちらか一方ではなく、「役割の違い」を知って使い分けること。この記事では、両者の強みと弱み、使い分けを決める判断軸を、専門用語を使わず整理します。

まず押さえたい:「どっちが得か」ではなく「役割が違う」

モール(楽天・Amazonなど)と自社ECは、そもそも得意なことが違う道具です。

ざっくり言えば、モールは「お客様を連れてくる集客力」が強く、自社ECは「お客様との関係を育てる自由度」が高い。どちらが上という話ではなく、自社の商品や体制に合わせて選び、ゆくゆくは組み合わせるのが王道です。まずはそれぞれの性格を知るところから始めましょう。

モールと自社EC、それぞれの強みと弱み

自社がどちらに向いているか、考えながら読んでみてください。

モール(楽天・Amazonなど)の強みと弱み

強み:すでに多くの買い物客が集まっているため、出したその日から見てもらいやすい。決済や配送の仕組みも整っています。

弱み:出店料や販売手数料がかかり、似た商品との価格競争になりがち。お客様は「モールのお客様」で、購入者の情報を自社に蓄えにくい面があります。

自社EC(自社のネットショップ)の強みと弱み

強み:手数料を抑えやすく、お客様の情報を自社に蓄えてリピートにつなげられる。デザインや見せ方、同梱物なども自由で、ブランドを育てやすいのが魅力です。

弱み:作っただけでは誰も来ません。集客を自分たちで行う必要があり、軌道に乗るまで時間がかかります。

使い分けを決める4つの判断軸

迷ったら、次の4つで自社の状況を整理してみてください。

  • 集客力:今すぐ売上がほしいか(モール向き)/時間をかけてファンを育てたいか(自社EC向き)
  • 利益率・手数料:手数料を払ってでも露出を取るか/手元に利益を残したいか
  • 顧客データ・リピート:一度きりの販売でよいか/顧客情報を蓄えて再購入につなげたいか
  • ブランド・自由度:決められた枠で売るか/世界観や見せ方を自分で作りたいか

多くの中小企業は、この両方を「役割分担」させるのが現実的です。たとえば、モールで新しいお客様と出会い、自社ECでリピーターを育てる、という形です。

中小企業はどう始める?(進め方)

最初から両方を完璧に運用しようとすると、手が回りません。次の順番がおすすめです。

ステップ1:まずは1つに集中して立ち上げる

なぜ必要か
人手の限られる中小企業が同時に2つを始めると、どちらも中途半端になりがちです。

どうやるか
「今すぐ売上がほしい」ならモール、「ブランドや関係づくりを重視したい」なら自社EC、と目的で1つを選び、そこに集中します。

ステップ2:役割を分けて、もう一方を足す

なぜ必要か
1つが軌道に乗ったら、弱みを補い合う形で広げると効果的です。

どうやるか
モールで出会ったお客様を自社ECのリピーターに、あるいは自社ECの認知をモールで補う、と役割を決めて二本目を加えます。

ステップ3:数字を見て、力の入れどころを決める

なぜ必要か
どちらにどれだけ力を注ぐかは、感覚ではなく数字で判断します。

どうやるか
売上・利益・リピート率を媒体ごとに見て、伸びている方・利益の残る方に重点を移していきます。

FULCRUMの視点:大切なのは「売れる場所」より「続く仕組み」

モールか自社ECかは手段にすぎません。本当に大切なのは、「どうやってお客様と出会い、関係を続けるか」という仕組みです。

売る場所を選ぶより、「お客様が戻ってくる理由」を作る方が、長く効きます。

私たちFULCRUMは、これまで累計12万件以上のEC受注を支える売る仕組みづくりに携わってきました。「モールと自社EC、自社はどう組み合わせるべきか」という段階から、御社の商品と体制に合わせてご一緒します。オンラインで全国どこでもご相談いただけます(EC構築・リニューアル3分でわかるEC診断会社概要)。

まとめ

  • モールと自社ECは優劣ではなく「役割の違い」。モールは集客力、自社ECは関係づくり
  • 判断軸は4つ=集客力/利益率・手数料/顧客データ・リピート/ブランド・自由度
  • 多くの中小企業は、両者を役割分担させるのが現実的
  • 始め方は「まず1つに集中→役割を分けて足す→数字で力の入れどころを決める」
  • 大切なのは売る場所より、お客様が戻ってくる仕組み

「自社はモールと自社EC、どう使い分ければいいか」を整理したいときは、無料相談で商品や現状をそのままお聞かせください。御社に合った組み合わせを一緒に考えます。

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モールと自社EC、両方やるべきですか?

余力があれば役割分担として両方持つのが理想ですが、最初から両方は負担が大きくなります。まずは目的に合う1つに集中し、軌道に乗ってからもう一方を足すのが現実的です。モールで新規、自社ECでリピート、という分担が代表的な形です。

モールは手数料が高いと聞きますが、損ですか?

手数料は「集客力に対する対価」と考えると分かりやすいです。自社ECは手数料を抑えられますが、集客を自前で行う手間がかかります。どちらが得かは、商品の利益率や、自社で集客できるかによって変わります。

自社ECは難しそうですが、小さな会社でも運用できますか?

できます。今は専門知識がなくても始められるサービスが増えています。ただし「作れば売れる」わけではなく、集客やリピートの工夫が必要です。どこまで自社で行い、どこを頼るかを整理すると、無理なく運用できます。

どちらから始めるのがおすすめですか?

「今すぐ売上がほしい」ならお客様の集まるモール、「ブランドや顧客との関係を育てたい」なら自社EC、が基本の考え方です。商品の特性や、価格競争に巻き込まれたくないかどうかでも変わるため、迷う場合はご相談ください。

ネットに詳しくないのですが、相談だけでも大丈夫ですか?

もちろんです。「モールと自社ECの違いがよく分からない」という段階からご相談いただけます。専門用語をできるだけ使わず、御社の商品と体制に合った進め方を分かりやすくご提案します。オンラインで全国対応しています。

川﨑 力也
川﨑 力也
合同会社FULCRUM 代表社員CEO / Webコンサルタント・Webディレクター

Webサイト制作900件以上・個別相談1,100社以上・セミナー登壇34回の現場経験をもとに、中小企業・地域のWeb・EC・集客から、商品開発・ブランディング、DX・AI・補助金・脱炭素(GX)まで“ひとつの窓口”で支援。戦略から実装・運用・改善まで伴走します。

商工会連合会 登録専門家認定 地域DXプロデューサー ★★★脱炭素アドバイザー アドバンスト
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